治療の場(入院・外来治療) 専門治療

インターネット・ゲーム依存症思春期入院プログラム(治療)

当院のインターネット・ゲーム依存症の入院治療とは

 現代社会において、インターネット・ゲームをしない生活を送ることは困難です。当院のインターネット・ゲーム依存症の治療ではインターネットやゲームを強制的に止めさせることは致しません。入院することによってインターネットやゲームをやめられる訳ではありませんが、程よいつきあい方ができるように、入院生活を通して、付き合い方を考えるきっかけにしてもらうことを目指しています。家族等の意向による、本人の同意がない入院はお受けしておりません。

  1. 生活リズム
    入院生活では、規則正しい起床・就寝や食事、日中のプログラムへの参加、院内学級への登校(中学生)などを通し生活リズムの改善を目指します。
  2. 仲間関係
    同じような悩みを抱えた仲間たちと一緒に生活し、遊び、学び、課題に取り組むことで、仲間への安心と自信を取り戻していきます。
  3. 大人との安心・安全な関係
    インターネット・ゲーム依存症に至る要因の一つに、学校や社会における傷つき体験があります。そうした子どもは大人への安心感・信頼感を失っていることがあります。
    医師・看護師・心理士・作業療法士、ソーシャルワーカーや院内学級の教員などの多職種が、入院生活やプログラム、授業などを通じて、大人と関わることへの安心感や信頼感を取り戻していきます。
  4. 学校への安心感
    学校、教員、勉強、テストなどへの恐怖や拒否感があり、行かなければと思っても一歩が踏み出せない子どもも少なくありません。中学生は院内学級にて少人数で個別的な教育環境の中、学校に対する安心感を取り戻していきます。なお、院内学級を利用するには神奈川県立南養護学校(中学部)への転籍手続きが必要となります。
  5. 薬物療法
    睡眠リズム障害や不安、イライラ、衝動性などの症状が見られる場合、必要に応じて、薬物療法を保護者や本人と相談して実施します。
  6. 家族支援
    主治医と本人、保護者との面接で今後の生活やインターネット、ゲームのルールなどを話し合う場を作ります。また、依存症の治療には本人の治療だけではなく、ご家族の理解や対応を知って頂くことも不可欠です。このため、インターネット・ゲーム依存症について、本人への接し方などを学ぶとともに、家族が抱える苦悩を分かち合い、家族同士が交流する場として家族会を定期的に実施します。
  7. 退院後の連携
    入院中の様子や治療に関する情報を、元の学校など退院後に関わる方々に提供し、関わり方などを話し合います。また、すぐに学校に戻ることが難しい場合は、代わりとなる居場所探しをお手伝い致します。

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