高度ケア(4A病棟)
病棟の特色・アピールポイントについて
高度ケア病棟では、急性期・回復期・難治性の患者さんが混在しています。そのため、患者さんの経過や病状に合わせた、きめ細やかな治療と看護援助の提供が求められている病棟です。
長期入院患者さんの退院に向けて、医療チームが一丸となって病状の安定、日常生活の支援、ケースワークを進めています。特に、自宅退院や単身生活が難しいケースが多く、患者さんの持っている力を活かし、地域で生活できるように地域との連携に力を入れています。
対象者について
- 入院が長期化している患者さん
- 精神症状が安定しない、難治性の患者さん
- 症状が再燃した患者さん
入院中の治療について
- 患者さん個々の治療方針を基に、他職種で話し合いを持ち、共有化を図り、症状の安定と治療継続、生活を支援していきます。
- 患者さんが地域で生活を送るには、家族の協力と支援は欠かせません。家族調整を行うとともに、地域福祉と連携を図っていきます。生活を支えていくための資源の活用も考えていきます。
- 患者さんが自分の意思で治療に参加できるよう、患者さんが参加してのカンファレンスや指導的関わりを通して支援していきます。
- 治療抵抗性統合失調症の患者さんに対し、クロザピンの内服治療等を取り入れていきます。
スタッフについて
医師、看護師、薬剤師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士、管理栄養士が担当します。
他職種によるプログラム
- 作業療法士による病棟作業療法・個人作業療法
- 管理栄養士による栄養指導・相談
- 薬剤師による薬剤指導、看護師による内服自己管理指導
- 心理士および病棟看護師による座談会
- 病棟レクリエーション
1日の流れ
6:00 | 起床 |
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7:00 | 朝食 |
9:30 | 作業療法参加 |
12:00 | 昼食 |
13:30 | 作業療法参加 |
15:00 | 作業療法終了 |
18:00 | 夕食 |
21:00 | 消灯 |
週間予定
- 毎週月・水曜日:病棟作業療法
- 第1木曜日:座談会
- 個別作業療法
- 他職種による退院促進カンファレンス
- グループホーム等施設見学