軽度な「もの忘れ」は健康な方でも加齢(老化)現象としてみられますが、認知症のはじまりである可能性もあります。加齢(老化)が原因なのか、からだの病気が原因なのかを明らかにし、それぞれの方に合った対処方法を考えていく必要があります。最近の研究成果からは、認知症は早めに発見し予防対策を行うことにより、ある程度進行が予防できることがわかってきました。「もの忘れ」を歳のせいだと見逃さず、進行して症状が悪化する前に早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
もの忘れ外来のパンフレットが以下よりダウンロードできます。
「もの忘れ」で困っている方、「もの忘れ」がみられ、何か脳やからだの病気があるのではと心配されている認知症の鑑別診断を目的とした方を対象とします。
神奈川県立精神医療センター
福祉医療相談科(午前8時30分~午前12時、午後1時~午後4時30分)
電話:045-822-0241(代表)
「もの忘れ外来の予約希望」とお伝えください。
当センターでは、「認知症かそうでないか、もしそうならどんな働きが悪くなっているか」を臨床心理士による心理検査・画像検査(CT、MRI)や医師の問診を基に判断し、患者さんやそのご家族、ご紹介いただいたかかりつけの先生に診断結果をお伝えします。診断後は原則として現在通院しているかかりつけ医のもとで治療を続けていただきます。「正常圧水頭症」など、からだの病気が認知症の原因と判断される場合、専門の医療機関を紹介することもあります。当センターでは入院治療は行いません。
ご自身の診療データの研究等への使用に同意した方について、同意撤回を希望する場合は、以下の様式をダウンロードし、必要事項をご記入の上、様式にある宛先に郵送してください。