概要・沿革

概要・沿革

概要

名称 神奈川県立精神医療センター
所在地 神奈川県横浜市港南区芹が谷2-5-1
  • 施設
新棟 鉄筋コンクリート造 地上5階建 18,462.53m²
療法棟 鉄骨造 1階建 543.86m²
営繕棟 軽量プレハブ造 1階建 59.81m²
医療観察法病棟 鉄筋コンクリート造 地上2階建 2,998.75m²

現況

精神科 神奈川県立精神医療センター
許可病床数 323床
5A病棟看護科(救急A) 30床
5B病棟看護科(救急B) 40床
4A病棟看護科(高度ケア) 40床
4B病棟看護科(思春期) 30床
3A病棟看護科(地域移行支援) 40床
3B病棟看護科(ストレスケア) 30床
2A病棟看護科(身体ケア) 35床
2B病棟看護科(依存症) 45床
F病棟看護科(医療観察法) 33床
施設基準

健康保険法

  • 情報通信機器を用いた診療
  • 精神病棟入院基本料15:1
  • 精神保健福祉士配置加算
  • 精神科救急急性期医療入院料
  • 看護職員夜間配置加算
  • 精神科救急医療体制加算
  • 精神科急性期治療病棟入院料1
  • 精神科急性期医師配置加算1
  • 精神科急性期医師配置加算 2のロ
  • 児童・思春期精神科入院医療管理料
  • 臨床研修病院入院診療加算2
  • 救急医療管理加算
  • 診療録管理体制加算3
  • 看護配置加算
  • 看護補助加算1
  • 看護補助体制充実加算2
  • 療養環境加算
  • 医療安全対策加算1
  • 感染対策向上加算3
  • 患者サポート体制充実加算
  • 精神科応急入院施設管理加算
  • 精神病棟入院時医学管理加算
  • 精神科地域移行実施加算
  • 精神科身体合併症管理加算
  • 強度行動障害入院医療管理加算
  • 依存症入院医療管理加算
  • 摂食障害入院医療管理加算
  • 精神科救急入院搬送患者地域連携紹介加算
  • 後発医薬品使用体制加算1
  • データ提出加算
  • ニコチン依存症管理料
  • こころの連携指導料Ⅱ
  • 薬剤管理指導料
  • コンピュータ断層撮影(CT撮影)
  • 磁気共鳴コンピュータ断層撮影(MRI撮影)
  • 認知療法・認知行動療法1
  • 精神科作業療法
  • 精神科ショート・ケア「大規模なもの」
  • 精神科デイ・ケア「大規模なもの」
  • 経頭蓋磁気刺激療法
  • 治療抵抗性統合失調症治療指導管理料
  • 医療保護入院等診療料
  • 外来・在宅ベースアップ評価料Ⅰ
  • 入院ベースアップ評価料60

医療観察法

  • 入院対象者入院医学管理料
  • 通院対象者通院医学管理料
  • 医療観察精神科デイ・ケア「大規模なもの」
  • 医療観察精神科ショート・ケア「大規模なもの」
  • 医療観察精神科作業療法
  • 医療観察治療抵抗性統合失調症治療指導管理料
  • 通院対象者社会復帰連携体制強化加算

先進医療

  • 反復経頭蓋磁気刺激療法
    うつ病(急性期において当該療法が実施された患者に係るものであって、
    薬物療法に抵抗性を有するものに限る。)

【情報通信機器を用いた診療】

 厚生労働省が定める研修を修了した医師が、厚生労働省が策定した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を遵守した上でオンライン診療を実施しています。保険診療としてオンライン診療を受診するには条件がありますので、医師の判断のもと、対面診察時に事前予約を行います。なお、情報通信機器を用いた診療は、初診及び初診においての向精神薬処方は行っておりません。

【後発医薬品(ジェネリック医薬品)について】

 厚生労働省の後発医薬品使用推進の方針に従い、 患者負担の軽減、医療保険財政の改善に資するものとして 後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に採用しております。

医薬品については、医薬品卸業者、製薬会社等と情報を共有しながら、できる限り確保に努めておりますが、医薬品について十分な供給が難しい状況となった場合、同一成分の医薬品への変更や同一薬効の医薬品への変更などを行う必要が生じる場合がございます。その際には、必ず医師又は薬剤師が説明を致しますので、ご不明な点などありましたらご相談ください。

【一般処方名加算】

 昨今の医薬品の供給が不安定な状況を踏まえ、薬局において患者さんが円滑にお薬を受け取れるように、当センターでは一般名処方を行っています。

※一般名処方とは、先発医薬品の商品名あるいは後発医薬品(ジェネリック医薬品)の銘柄表記で処方するのではなく、お薬の有効成分をそのままお薬名として処方することです。
【長期収載品の選定療養について】

 令和6年度診療報酬改定により、令和6年10月1日から長期収載品の選定療養が導入されます。この制度は患者さんの希望で先発医薬品(長期収載品)の処方を希望される場合に、後発医薬品との差額の4分の1を患者さんに負担していただく仕組みです。

※対象となる医薬品:後発医薬品が発売から5年以上が経過した長期収載品(先発医薬品)または、後発医薬品への置き換え率が50%以上となっている長期収載品。ただし医師が医療上必要と判断した場合や、後発医薬品の提供が困難な場合は対象外となります。

沿革

当センターは、精神病院法に基づくわが国3番目の府県立精神病院として、昭和4年3月から診療を開始した「芹香院」と、昭和38年4月に全国に先がけて麻薬中毒患者専門医療施設として収容治療を開始し、その後神経症、アルコール依存症、薬物中毒等の患者を対象に治療を行ってきた「せりがや園」を統合して、平成2年4月に神奈川県立精神医療センターに組織を改正しました。また、その際に名称も「芹香病院」、「せりがや病院」に改称し運営してまいりました。
平成26年12月に新病院での運営開始と共に両病院が統合し、「神奈川県立精神医療センター」とし、323病棟(許可病床)で診療業務を行うこととなりました。

芹香院

芹香院

昭和 4年 3月 診療開始(病床数150床)本館及び5病棟等
延べ3,606平方メートル
昭和35年 7月 第1、第2病棟完成(現作業療法棟2,207.05平方メートル)
昭和39年 4月 地方公営企業法(企業会計方式)の一部適用
昭和46年11月 C病棟、管理診療棟、サービス棟新築
昭和48年 1月 A病棟、B病棟、社会療法棟、喫茶売店棟、車庫棟新築
昭和54年10月 A3病棟開棟(病床数540床)
昭和58年11月 緊急医療対策用保護室改修
昭和62年 4月 デイ・ケア科新設(夜間・休日の緊急医療開始)

せりがや園

昭和38年 4月 診療開始(病床数70床) 本館(サーモコン2階建)
昭和39年 4月 地方公営企業法(企業会計方式)の一部適用
昭和43年 7月 本館増築工事等(病棟、管理部門の改修)
昭和52年 4月 病床数変更(64床)

精神医療センター

平成 2年 4月 「芹香院」と「せりがや園」を「精神医療センター」に組織改正
センター所長職、センター総務局に総務課、経理課、医事課、栄養課設置
「芹香院」を「芹香病院」に、「せりがや園」を「せりがや病院」に改称
「せりがや病院」 医療局に心理・相談科、看護部に外来看護係、看護教育係新設
「芹香病院」病床数変更(527床)
同年 9月 「せりがや病院」新築(病床数80床)
平成 3年 4月 「芹香病院」 A1病棟を老人性痴呆専門病棟に改修(44床)
「芹香病院」 B3病棟の一部を改築(結核合併症病棟16床、精神科病棟31床)
平成 4年 4月 「芹香病院」 B2病棟保護室改修(病床数511床)
平成 5年 2月 「せりがや病院」 基準看護結核・精神特2類承認
同年 3月 「芹香病院」 基準看護結核・精神特2類承認
平成 6年10月 「芹香病院」「せりがや病院」 新看護体系3:1承認
平成 7年 5月 「せりがや病院」 特別管理給食加算実施(適時適温給食)
平成 8年 3月 「芹香病院」 A2病棟に感染症隔離室(2室)設置
「芹香病院」 A3病棟に救急用保護室(4室)、静養室(3室)設置
同年 4月 「芹香病院」 病床数変更(497床)
「芹香病院」 精神科救急医療開始
平成12年 7月 「芹香病院」 特別管理給食加算実施(適時適温給食)
平成14年 4月 「芹香病院」 精神科救急医療 24時間体制開始(8床)
平成15年 4月 「芹香病院」 精神科救急病棟(B1)開設(26床)
「芹香病院」 病床数変更(445床)
同年 9月 「芹香病院」 応急入院指定病院に指定
同年10月 「芹香病院」 精神科急性期治療病棟(B1病棟)入院料1適用承認
平成16年 4月 「芹香病院」 精神科救急入院料適応承認(B1病棟)
「芹香病院」 精神科救急入院施設管理加算(A1病棟を除く)適用承認
「芹香病院」 医療保護入院等診療科適用承認
「せりがや病院」 医療保護入院等診療科適用承認
「芹香病院」 褥瘡患者管理加算適用承認
同年 6月 「芹香病院」 療養環境加算(A1・B2病棟)適用承認
同年 9月 「芹香病院」 夜間勤務等看護加算(A1病棟)適用承認
平成17年 4月 地方公営企業法全部適用
「精神医療センター」の組織再編成 看護部を看護局と改称、経理課及び医事課を医事経営課に統合、栄養課を栄養管理科と改称、各看護係を看護科と改称、各病院内に医療安全推進室を設置、「芹香病院」診療科内の医療相談室を地域医療相談室と改称
平成18年 1月 「芹香病院」 診療録管理体制加算
「せりがや病院」 診療録管理体制加算承認
同年 4月 「芹香病院」 15対1精神病棟入院基本料(A1病棟及びB1病棟を除く)承認
「芹香病院」 老人性認知症疾患治療病棟入院料1(A1病棟)承認
「芹香病院」 医療安全対策加算承認
「芹香病院」 臨床研修病院入院診療加算承認
「芹香病院」 栄養管理実施加算承認
「せりがや病院」 15対1精神病棟入院基本料承認加算承認
「せりがや病院」 栄養管理実施加算承認
同年 8月 「芹香病院」 精神科ショート・ケア「大規模なもの」承認
平成19年 5月 「芹香病院」 精神科急性期治療病棟入院料2承認
同年 8月 「せりがや病院」 精神科作業療法適用承認
平成20年 3月 「芹香病院」 老人性認知症専門病棟(A1病棟)閉床
「芹香病院」 生活訓練・短期静養病棟(C1病棟)閉床
同年 4月 「芹香病院」 ストレスケア病棟(A2病棟)開床
「芹香病院」 精神科地域移行実施加算承認
同年 8月 「芹香病院」 看護補助加算1承認
平成21年 2月 「芹香病院」 精神科急性期治療病棟入院料2(A2・B2病棟)承認
同年 4月 「芹香病院」 精神科救急入院料2(B1・B2病棟)
「芹香病院」 通院対象者社会復帰連携体制強化加算
同年 6月 「せりがや病院」 褥瘡患者管理加算
同年 9月 「芹香病院」 病床数(308床)変更
平成22年 2月 「芹香病院」 指定入院医療機関の指定(2床)
「芹香病院」 入院対象者入院医学管理料
同年 4月 地方独立行政法人へ移行
同年 5月 「芹香病院」 救急医療管理加算
「せりがや病院」 重度アルコール依存症入院医療管理加算
同年 6月 「芹香病院」 精神科救急入院料1(B1・B2病棟)
同年 7月 「芹香病院」 精神科急性期治療病棟入院料1(A2病棟)
同年12月 「芹香病院」 精神科身体合併症管理加算
「せりがや病院」 精神科身体合併症管理加算
「せりがや病院」 13対1精神病棟入院基本料
平成23年 1月 「芹香病院」 作業療法棟及び社会療法棟の撤去
平成24年 2月 「芹香病院」 精神科一般病棟(C3病棟)休床
同年 4月 「芹香病院」 精神科救急搬送患者地域連携紹介加算
「芹香病院」 治療抵抗性統合失調症治療指導管理料
同年11月 医療観察法病棟(F病棟)の開棟
平成26年12月 精神医療センター本館開設、芹香病院・せりがや病院統合(323床)
思春期病棟開床
既存棟除却工事を開始
コンピューター断層撮影(16列以上64列未満のマルチスライス型の機器による場合)
ニコチン依存症管理料
平成27年 1月 児童・思春期精神科入院医療管理料(4B病棟)
強度行動障害入院医療管理加算(4B病棟)
同年11月 既存棟除却工事完了
平成28年 9月 新院内保育施設建設工事を開始
平成29年 4月 新院内保育施設建設工事完了
同年 5月 院内保育施設一般児童の受入開始
同年11月 もの忘れ外来開設
平成30年 4月 MRI稼働開始
看護職員夜間配置加算
児童思春期精神科専門管理加算
平成31年 2月 後発医薬品使用体制加算4
同年 4月 神奈川県依存症治療拠点医療機関に選定
令和元年 5月 認知療法・認知行動療法
同年 7月 経頭蓋治療用磁気刺激装置による治療(6月より保険収載)
同年 8月 後発薬品使用体制加算3
同年10月 患者サポート体制充実加算
令和2年 2月 一般名処方加算1及び2(処方箋科)
同年 4月 神奈川県災害拠点精神科病院の指定
「思春期インターネット・ゲーム依存症専門外来」を開設
同年 5月 神奈川県から精神科コロナ重点医療機関に認定
同年 6月 予約診療開始
同年10月 後発医薬品使用体制加算2
令和3年 4月 連携サポートセンターを開設
医療観察法病棟(F病棟)