臨床研究室・治験管理室

臨床研究室・治験管理室

臨床研究室・治験管理室

臨床研究室

 臨床研究室は近い将来における精神科医療の治療オプションを増やすための「治療研究」と客観的な診断方法を確立するための臨床研究を2本の柱としています。精神科病院の中にある研究室であるため、それだけ医療現場に近い視点から、患者の皆さんに還元できる臨床研究を推進できると考えています。県民の皆さんに先進的医療を提供し、また精神科医療の発展を願う若手医師にとっても魅力ある精神医療センターを目指しています。さらに研究成果を臨床現場に還元するために、成果を厚生労働省へ報告し、先進医療や保険収載を目指した努力も行っています。全ての研究は当精神医療センターの倫理審査委員会において、安全性のみならず生命倫理と研究論理を十分に審議したうえで実施されています。

依存症研究室

アルコール・薬物依存症の新しい治療モデルを模索しています。

依存症研究室

東洋医学研究室

うつ病臨床の中での鍼灸の可能性を模索しています。

東洋医学研究室

治験管理室

治験とは?

ある物質が医薬品として認められるためには、薬としての有効性(効果)と安全性を充分に調べる過程が必要がとなります。 まず色々な動物で、有効性と安全性を調べます。薬として期待される物質が得られると、次に健康な方や患者さんに使っていただいて、病気の治療に役立つかどうかを調べてゆきます。
健康な方や患者さんに使用していただき、薬の効果や好ましくない作用(副作用)を調べる試験のことを「臨床試験」といいます。その中で、厚生労働省から医薬品としての承認を得る目的のために行う臨床試験を「治験(ちけん)」といいます。医薬品は、このような研究的な側面をもつ治験が行わなければ生まれません。治験は、参加される方の安全性や人権を守るために、国の定めた規則(医薬品の臨床試験の実施基準に関する省令:GCP省令)に従って実施されます。

当院で実施されている治験

当センターでは、いくつかの治験について、それぞれの病気の診断を受けている患者さんに協力をいただいております。
ご参加いただける方を募集している際には、担当医師から声をかけさせていただくことがあります。また、院内に治験に関する募集のポスターを掲示している場合もあります。ご覧になってご興味がおありでしたら主治医にご相談ください。
なお、治験に参加いただくにはいくつかの条件があるため、ご希望があってもご参加いただけない場合もありますので、どうかご了承ください。

実施中の治験

疾患名 詳細
統合失調症

治験依頼者の方へ

当センターの治験受託費用算定基準は以下をご覧ください。