地域移行支援(3A病棟)

地域移行支援(3A病棟)

地域移行支援(3A病棟)

病棟の特色・アピールポイントについて

私たち地域移行支援病棟では、入院している方やそのご家族の思いを尊重し、地域社会に自信と希望をもって戻れることを目標にしています。
それぞれの持てる力を信じて、入院している方とそのご家族に向き合い、担当の医師・看護師が中心となり、ケースワーカーや地域の福祉担当者と話し合いながら、ひとり一人に合った暮らしを共に考えながら退院までの支援をいたします。

対象者について

  • 通院を目指し、ケースワークが必要な方
  • 休息や薬物療法等が必要な方
  • 修正型通電療法(m-ECT)が必要な方

退院促進プログラムの開催

病棟では、2017年から退院支援プログラムを実施しています。プログラムは管理栄養士、薬剤師、作業療法士、心理士、医師、看護師の他、横浜市の精神障害者退院サポート事業の支援員も参加しています。
退院支援プログラムは、退院後の生活を想定した「食事や栄養」、「服薬の仕方」、「セルフモニタリングの活用」等の講義や演習の他、近隣での買い物や市内にある生活支援センターへの見学等を実施しています。参加者には修了証を授与してモチベーションを維持し、プログラムの内容を病棟での生活に反映し、退院後の生活にも繋がるよう支援しています。
単調になりがちな入院生活の中で、退院後の生活に必要とされるプログラムに参加する時間は参加者にとって貴重な体験となり、「次回も参加したい」という意見も多く、ニーズの高さを実感しています。今後も参加者個々のストレングスに着目し、退院後の生活をベースとしたプログラムを企画し、退院後の生活に繋がるよう多職種と協働できる病棟を目指していきたいと考えています。

退院支援プログラムの1コマ

退院支援プログラムの1コマ

作業療法で製作した桜

作業療法で製作した桜