栄養管理科
栄養管理科スタッフは、常に学び、“患者さんのために”をモットーにしています。
NST・栄養管理検討部会では、多職種による質の高い栄養管理を目指しています。
栄養便り、NST通信などを定期的に発行し、院内への情報提供も心がけています。
栄養に関する豆知識(栄養管理科便り)はこちら
食事提供・栄養管理
理念
栄養管理科は、チーム医療の一員として、患者さんお一人おひとりの状態にあわせた栄養管理を行うことにより、生活の質、療養生活の満足度および治療効果の向上に貢献することを目指します。
基本方針
- 患者さんの状態や年齢、嗜好にあった食事提供
- 安全、安心の食事提供のための衛生管理の徹底
- 患者さんが自立した食生活を営むための支援
- 知識・技術の向上のための自己研鑽と実務への展開
- 院内チーム医療への参画
栄養管理科の体制
栄養管理科業務は直営です。
温冷配膳車を使用しています。
お食事から季節の移り変わりを感じられるよう提供する食事の内容に配慮しています。
スタッフ
栄養管理科長 | 1名 |
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管理栄養士 | 2名 |
非常勤栄養士 | 1名 |
事務補助員 | 1名 |
調理職員 | 17名 |
非常勤盛付け職員 | 20名 |
食事提供について
食事時間:朝食7時/昼食12時/夕食18時
年間行事食
1月 | おせち料理、赤飯、七草ご飯、お汁粉 |
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2月 | 節分豆、大豆ごはん、チョコプリン |
3月 | さくらご飯、ひなあられ、ぼたもち |
4月 | ピースごはん、若竹汁、ふきの含め煮 |
5月 | 柏餅、ちらし寿司、山菜そば |
6月 | ビビンバ、あんかけ焼きそば、冬瓜のくず煮、水ようかん |
7月 | 冷やし中華、ゆかりごはん、冷麦、七夕ゼリー |
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8月 | 夏野菜カレー、豚丼、ゴーヤチャンプルー |
9月 | すき焼き、さんま塩焼き、赤飯、おはぎ |
10月 | 栗ごはん、根菜汁、ハロウィンシチュー |
11月 | とんこつラーメン、おでん、ビーフシチュー |
12月 | 南瓜いとこ煮、ローストチキン、ケーキ、年越しそば |
患者さんへのサービス
- 選択メニュー
週に1回、常食の患者さん対象に実施しています。 - 個別対応食
アレルギー食、禁止食など個別対応をしております。 - 形態調整食の提供
摂食困難、嚥下障害の方のため、形態調整食の充実に取り組んでいます。
一口大食、ソフト食、ペースト食、ゼリー食、ミキサー食、きざみとろみ食をオーダーに応じて提供しています。 - 嗜好調査、満足度調査の実施
患者さんのご希望を病院給食に反映させるように取り組んでいます。 - アルコール除去食
抗酒剤の反応を避けるため、アルコール成分(酒、みりん、アルコール添加物)が混入しない食事提供をしています。
入院患者さんの栄養管理
入院患者さんには、管理栄養士が栄養管理計画を立案しております。
入院後も主治医、病棟看護師と連携をとりながら患者さんが健康管理上お困りになることがないようにより良い栄養管理の実現に向けて対応しております。
摂食・嚥下困難、肥満、低栄養状態など栄養的にリスクの高い患者さんには管理栄養士が定期的にモニタリングを実施しております。
栄養管理、食事上のご相談も随時承っております。
患者さんの栄養サポート
栄養管理上、課題のある患者さんの場合は、メンバーとなっている医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など多職種がNST・栄養管理検討部会において検討を行い、患者さんの栄養状態改善に向けたアプローチをさせて頂きます。
入院中の栄養管理だけではなく、退院後の食生活に関しても栄養サポートをさせて頂きます。
食生活改善の大切さ
- いつ、どのように、誰と、どのくらい食べるか。といった食生活のあり方は、健康状態に影響を及ぼします。また、精神疾患の治療をしながら身体合併症を予防するためには食生活改善がとても大切になります。
- しかしながら食生活の改善は、どなたにとっても「分かっていてもできない」ことが多かったり、「何から取り組んで良いのか分からない」という声も多く訊かれます。
また、健康情報に惑わされてしまったり、極端な制限食によって体調を崩されたりといった患者さんもお見受けします。 - 当センターの管理栄養士は、患者さんお一人おひとりのお気持ちを大切にしながら、健康になるため、疾病予防に向けてどのように食生活改善に取り組むかを一緒に考えていきます。
栄養相談について
- 栄養管理科では、患者さんの食事管理、栄養管理に関するご相談に対応しています。入院、外来のいずれの患者さんも受けることができます。栄養相談は、管理栄養士が個別に行います。
- ご希望により、保護者の方、ご家族の同席も可能です。食環境や食生活のご様子を伺った上で患者さんに合ったアドバイスを致します。その際は、精神科特有の食の問題に対して、具体的にわかりやすい表現を心がけています。
- ご心配なこと、不安なことがありましたらご遠慮なく相談して下さい。
栄養相談の対象について
- 当センターにおいての栄養相談は、食生活の自立のほか、過食による肥満、糖尿病、脂質異常症、小食・拒食による低栄養状態の改善などが挙げられます。
- また、抗精神薬の副作用からの慢性便秘、食欲増進、耐糖能異常、過飲水に対しても可能な限り相談に応じています。アドバイス内容が患者さんのプレッシャーやストレスを招くことのないように配慮しております。
栄養相談内容の例
- 健康的な食生活をしたい方
- 体重管理をしたい方
- 血糖値が高い、コレステロールが高い、血圧が高いなど生活習慣病が気になる方
- 何を食べたら良いか分からない方
- 貧血、低栄養状態が気になる方
- 買い物のしかた、簡単な料理法が知りたい方
栄養相談の予約と実施場所について
- 栄養相談は、予約制です。
- 栄養相談をご希望の方は、当センターの主治医にご相談下さい。
- 主治医の指示内容に基づき栄養相談を致します。相談時間は30分程度です。
- 体重管理や数回に分けて説明が必要な場合など、継続した相談が必要な場合は、次回の予約を当日にお取りします。
- 実施場所は、原則として相談室3です。予約時にお伝えします。
個人栄養相談予約枠
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前9時~12時 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
午後1時~4時 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |