外来

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神奈川県立精神医療センターの外来スタッフは、通院される患者さんやご家族が、安心して診療を受けられる治療環境の提供に努めています。また、通院が継続できるよう様々な看護支援を行っています。
何よりも、病院に行って「ホッとした」「相談して良かった」と思っていただける外来を目指しています。

精神医療センターには、一般精神外来のほかに、“依存症”、“ストレスケア”、“思春期”、“もの忘れ”の4つの専門外来があります。また、医療観察法の対象さんの通院治療を支援しています。

スタッフステーション

外来待合

処置室での計測

一般外来

通院される患者さんやご家族が、安心して診療を受けられる治療環境の提供に努めています。来院時には日常生活の様子や病状への対応など気軽に看護師へ相談できるように配慮し、患者さんに寄り添い、心あたたかい看護を大切にしています。また入院の際には、ご本人がこれまでの生活で大切にしてきたことや、退院後の地域生活を見据え、継続的支援ができるように取り組んでいます。

専門外来

依存症(アルコール・薬物など)

アルコール、薬物、ギャンブルなどの依存症を主な対象としています。ご本人に対する診療援助だけでなく、相談、自助グループとの連携を通し、患者さんが治療に専念できるように心がけています。
依存症専門外来ではさまざまな外来グループ療法も提供しています。SMARPP(薬物)SARPP(アルコール)のほか、SCOPという「感情への気づき」「人に感情を伝える練習」をテーマにした外来グループ療法があります。参加を希望される方は主治医にご相談ください。
通院中の患者さんのご家族のために、アルコールと薬物の家族教室も開催しています。
なお、未だ当院の依存症専門治療につながっていない依存症の患者さんを抱えるご家族だけを対象とした依存症家族相談窓口もございます。詳しくは福祉医療相談科までお電話にてお問い合わせください。

ストレスケア

ストレスケア外来では、うつ病、躁うつ病、神経症・適応障害の病気を主な対象としています。令和元年からは、うつ病治療の1つである反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)を導入しています。患者さんそれぞれの状況に応じた、心あたたかい医療が提供できるように心がけています。

思春期

思春期にある方たちが学校や家庭など社会で過ごすことができるよう、家族と共に、今、これからの生活を一緒に考えていきます。そして、患者さんを取り巻く人々に症状への理解を深め、地域サポート体制を築いていくことを心がけています。令和3年度からは、思春期インターネット・ゲーム依存症外来を開設し、時代に応じた多様なニーズに対応できるように努めています。

もの忘れ

軽度な「もの忘れ」は健康な方でも加齢(老化)現象としてみられますが、認知症のはじまりである可能性もあります。加齢(老化)が原因なのか、からだの病気が原因なのかを明らかにし、それぞれの方に合った対処方法を考えていく必要があります。
早期に発見し、予防対策につなげていくことを心がけています。

Q&A

Q.外来は、どのようなことをしているのですか?

患者さんやご家族が安心して受診できること、また、さまざまな社会資源を活用しながら、その人らしい地域生活が送れることを目指し支援しています。具体的には以下のような看護を提供しています。

  1. 診察を受けられる患者さんやご家族の不安や緊張を和らげ、安心して診療が受けられるように、挨拶や声かけなどの雰囲気づくりに努め、わかりやすい説明を心がけています。
  2. 治療の継続や地域で生活を送る中での、心配ごと・困りごとなどの相談や電話相談に応じています。患者さんやご家族とともに考え、ご自身が解決に向けて歩めるような支援を大切にしています。
  3. 病院と地域生活をつなぐ医療の架け橋となれるよう、多職種との調整・連携を図りながら、一人ひとりの回復状況に応じた本人らしい地域生活が継続できるよう支援しています。
  4. 不安定な病状や支援が必要な患者さん対しては、地域連携・訪問支援科と連携しながら訪問看護を行い、地域生活を支援しています。
Q.入院中から患者さんや家族の方と関わっているとはどのようなことですか?

退院後も地域生活を継続するため、外来スタッフは患者さんの入院時から退院後の生活をイメージし、多職種カンファレンスに参加し、医師や病棟の看護師、ケースワーカーなどの多職種等と連携して看護を行っています。

Q.依存症のプログラムは、いつでも参加することが出来るのですか?

プログラムは、医師、他職種の話し合いのもとで参加が決まります。プログラムの期間は、プログラムの種類によりますが、3~6か月です。

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