精神科専攻医先輩たちの声

先輩たちの声

~ 専攻医から ~

親身な指導医、和気あいあいとした雰囲気、豊富な症例。
それが当センターの魅力です。

専攻医 女性医師

 精神科救急および依存症の専門病棟があること、リエゾン研修先の選択肢が豊富なことから、当センターの専門研修プログラムを選びました。1年目の前半はストレスケア病棟、後半は救急病棟で研修しました。九州からはるばるやってきましたが、この病院を選んで本当によかったと思っています。
 一番の理由は、指導医の先生方が親身なことです。どんな質問でも丁寧に指導してくださり、「あの症例大丈夫?こうするといいよ」などと指導医の先生の方から声をかけてくださることもあります。この1年間はコロナ禍で飲み会がありませんでしたが、お酒が入らなくとも和気あいあいとした雰囲気なので馴染みやすかったです。
 毎日のように救急入院があり、症例が豊富なこともこの病院の魅力です。自分が主治医となる症例でなくても、週に一度の救急カンファレンスでどんな人がどういう経緯で入院したのか共有するので勉強になります。2014年に新築されているので病棟もきれいです。
 ぜひ一度見学に来てください。お待ちしております。

患者さんたちに育てられ、
精神科医として充実した日々を送っています。

専攻医 男性医師

 当センターで勤務を始めてから、早いものでもう1年が経ちました。まだまだ駆け出しの身ですが、精神科医として充実した日々を送っています。
 当センターは公的医療機関であり、救急病棟、依存症病棟、思春期病棟、医療観察法病棟と専門治療を積極的に行っています。また、私も現在勉強している光トポグラフィー、rTMSといった先進的な検査、治療にも力を入れています。毎週症例検討を行う救急カンファレンスでは、精神病理学の達人が参加して毎回白熱した議論が交わされます。
 当センターは神奈川県精神医療の要であり、たくさんの重症患者さんが来院されます。治療に難渋する場合も少なくありませんが、こうした患者さんたちに医師として日々育てていただいているという気持ちです。自分の興味を深めるための外部研修の機会もあり、充実した専攻医ライフをお約束できます。熱意のある先生方と一緒に高め合えるのを楽しみにしています。

子育て中の先輩たちが、
仕事と家庭の両立を目ざす医師のロールモデルです。

専攻医 女性医師

 神奈川県で専門研修を行いたいと思い、何件か病院見学に行きました。その中でも、当センターは経験できる症例数が豊富であり、救急カンファレンスや勉強会、抄読会が開催されているなど、教育体制が整っていると思いました。また、先生方やコ・メディカルには優しい方が非常に多く、恵まれた環境の中で研修できる病院だと感じました。
 私は現在子育て中で、いろいろと制約がありますが、先生方にさまざまな場面でご配慮いただきながら充実した研修生活を送っています。子育て中の先生方も多く、身近にロールモデルがいる環境の中で研修に励むことができ、仕事と家庭の両立を目ざしている医師にとっても最適の環境だと思います。


~ 常勤医師から ~

思春期から成人に至るまでの長期の経過を診ることができる。
それが思春期精神科医の大きな財産になります。

勤続3年目 男性医師(思春期診療科)

 当センターの思春期診療科は、神経症や精神病圏の疾患はもちろんのこと、発達障害・トラウマ・依存症などさまざまな病態を、多職種に相談しながら多角的に評価・治療できることが強みです。さらに思春期から成人に至るまでの長期の経過を知ることもできます。思春期の患者さんは環境変化も大きく、状態も大きく変わる一方で、数年の経過を診ることで、1、2年の経過では見えにくい変化が初めてわかることもよくあります。必ずしも予後の良い例ばかりでなく、心を痛めることもありますが、こうした長年の経過を診る経験は、児童・思春期精神科医として大きな財産になり、人としても貴重な体験になります。
 思春期病棟では、日々の触れ合いに加えて、さまざまな季節のイベントもあり、子どもたちとの関わりを楽しみながら仕事できるのも醍醐味です。とても楽しい病棟なので、一人でも多くの仲間が増えることを願っています。

さまざまな患者さんが受診する依存症治療拠点機関。
多職種チームと多くの学びを得ています。

勤続5年目 男性医師(依存症診療科)

 当センターは県の依存症治療拠点機関のため、地域を問わずさまざまな依存症の方々が受診されます。多くの症例から、依存症の根本的な病理、基本的な依存症治療の流れや関わり方、さらには依存症に併存しやすいパーソナリティ障害、摂食障害、解離性障害、自傷行為などに対する治療や関わり方などについて、幅広く学んでいます。その中で、主治医と患者さんとの関係のみならず、看護師や精神保健福祉士や心理士といった多職種チームとしての患者さんへの関わりが非常に重要であることを痛感させられ、多職種の皆さんからも多くの学びを得ることができます。
 当センターに興味のある先生方の見学をお待ちしています。皆様と働ける日々を楽しみにしております。

十分な臨床経験を積み、自己研鑽を重ね、
皆で一緒に成長していける、そんな病院です。

勤続5年目 男性医師(ストレスケア科)

 気分障害圏の患者さんに対して、薬物療法のほか、2019年に保険収載されたrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)による治療と臨床研究にも力を入れています。また、心理士による心理検査、栄養士による栄養指導、薬剤師による薬剤指導、作業療法士・看護師による病棟プログラム、PSWによる退院後ケースワークなど、多職種で、多面的に治療していくことを心がけています。コ・メディカルとの協働が非常に重要だと日々感じています。
 専攻医教育の一環として、「臨床研究を育てる会」や専攻医が外来診察で困ったことを相談できる「外来の瞬発力を鍛える会」を定期開催し、一人で悩まないような体制にしています。十分な臨床経験を積み、自己研鑽を重ね、皆で一緒に成長していける、そんな病院だと思います。

コ・メディカルと協働し、治療困難な患者さんにも
チーム医療で治療を前進させていく大きな喜びをぜひ、ともに。

勤続9年目 女性医師(救急診療科)

 これまでさまざま病院に勤務しましたが、当センターの特色は、豊富な臨床経験を積めることにあると思います。私は主として救急病棟で勤務していますが、ここは専攻医たちが最初に研修する場のひとつであり、県救急システムの中核として、院内救急として、疾患を問わず、あらゆる病態の急性期をオールラウンドに経験できます。県立病院の使命として、治療が困難な患者さんにも出会いますが、コ・メディカルと協働し、チーム医療によって治療を前進させていくことは、大きな喜びです。また、医療観察法、依存症、思春期、ストレスケアといった各専門分野の先生たちにコンサルトできるのも大きな強みだと思います。専攻医の指導体制としては、各症例の指導医のほか、メンター制を導入しています。ぜひ一緒に働き、一緒に成長していけたらと思います。

ようこそ! 神奈川県立精神医療センターへ!

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