
当センターでは、患者さんの権利擁護と、より質の高い精神科医療の提供に向けて、職員の資質向上を目的とした研修に継続的に取り組んでいます。
このたび、令和8年8月6日に「患者から暴力等を受けた職員に生じ得る心理的反応とその対処法」をテーマとした職員向け研修会を開催しました。 精神科医療の現場では、患者さんからの暴力行為や強い口調による言動などに職員が直面することがあります。今回の研修では、患者さんの行動の背景を理解するとともに、そうした場面が職員に及ぼす影響やその対応について学び、患者さんと職員双方の安全と尊厳を大切にした支援につなげていくための考え方について理解を深めました。
当センターでは、今後もこうした研修等を通じて、患者さん一人ひとりの権利を尊重し、安心して医療を受けていただける環境づくりに努めてまいります。
現在、神奈川県では精神科病院における行動制限最小化の取組を進めております。
その一環として、1月19日に当センターにおいてピアレビューが実施されました。
ピアレビューとは、2か所の精神科病院がお互いに行動制限最小化の取組や自己評価を報告するものです。
当日は、沼津中央病院の杉山院長のファシリテーションのもと、当センターと相州病院間でレビューを行いました。
「取組」「職員のスキル向上」「院内コミュニケーション円滑化」「患者本位のケア」の視点からレビューを進めましたが、当センターの強みや課題について、改めて確認できた時間となりました。
今回の結果は、県が策定する「神奈川県行動制限最小化マニュアル(仮称)」へ反映されていくと承知していますが、こうした機会を通じて、センターの取組そのものも推進していきます。
令和8年3月3日(月)、NPO法人じんかれん(神奈川県精神保健福祉家族会連合会)の皆様にご来院いただきました。
当センターの虐待防止アドバイザーにご就任いただいた矢崎理事から患者ご家族の目線から、病院に期待することについて、所長をはじめ各セクション長に向けてお話をいただきました。
その中で、ご家族が求めるのは「安心」であること、不安の解消するためには、医療者にとっては当たり前と思われることであっても、ご家族にとっては必ずしも当たり前ではなく、納得に至るまでには時間がかかることがあるとのご指摘をいただきました。また、説明に加え、ちょっとした情報共有の積み重ねが安心につながる、とのお話もありました。
その後、院内を見学いただき、病棟やナースステーションの様子をご覧いただきました。
当センターでは、今回いただいた話を真摯に受け止めるとともに、今後も引き続き助言をいただき、患者およびご家族の皆様に安心していただける療養環境の提供に努めてまいります。