せりがや病院

神奈川県立精神医療センター 依存症診療科へようこそ!

 昭和38年に、全国でも珍しい依存症治療専門の公立病院として開設された神奈川県立せりがや病院は、平成26年12月1日をもって隣接する同じ県立の芹香病院と統合し、旧芹香病院の敷地内に建設された新病棟に移転しました。そして統合後、旧せりがや病院は新たに神奈川県立精神医療センター依存症診療科として生まれ変わりました。

 依存症診療科は以下の3つの部門から成ります。

依存症専門外来

 アルコール・薬物依存症の新患、再来患者さんの診療に当たる部門です。旧せりがや病院の伝統を引き継いで、すべての患者さんには主治医だけでなく、精神保健福祉士と外来看護師も「担当」として付き、積極的に相談をお受けしています。外来では、当院のデイケア部門と連携し、依存症専門の通所型グループ療法(SMARPP/SARPP)も提供しています。
 新患のご予約を希望される方は下記のページをご覧ください。

2B病棟(依存症)

 アルコール・薬物依存症の専門的な入院治療を行う部門で、計45床の開放病棟です。アルコール・薬物をやめたい方だけでなく、現在、断酒断薬はできていても、再発予防のためのリハビリプログラムを受けたい方、依存症の後遺症としての精神症状や、依存症に合併しやすい他の精神障害に苦しんでいる方の検査や治療、休養の場としてもご利用いただいています。

依存症研究室

 統合に伴って新設された部門です。主として依存症の心理社会的病態や、より効果的なグループ治療について調査研究を行っています。平成26年度、神奈川県立精神医療センターは依存症治療拠点機関の一つとして厚生労働省の指定を受けましたが、今後は研究室の成果をご家族や地域機関との相談・支援業務にも積極的に活用していきます。

2B病棟(依存症)の「ここが変わった(革新)」

ハード面

その1.建物がきれいになりました

 充実したアメニティで入院生活をより快適に送ることができるようになりました。

女性病棟廊下
女性病棟廊下

その2.個室が増えました(47%:21/45床)

 旧せりがや病院と比べて個室が倍増したことで、患者さんのプライバシーをより尊重した入院治療を提供することができるようになりました。

女性病棟有料個室
女性病棟有料個室

ソフト面

その3.SCOP始動

 旧せりがや病院における51年間の依存症治療の集大成として誕生したSCOP(Serigaya Collaboration for Open heart Project:スコップ)が2014年4月に始動しました。SCOPは、危険ドラッグや処方薬など依存対象の多様化に対応するための、治療論から病棟ルール、治療プログラムを含めた包括的な治療戦略(依存症治療の考え方)です。患者さんの個別性と自主性を何よりも尊重し、多職種チームできめ細かく丁寧にサポートする旧せりがや病院のよき伝統を受け継ぎ、さらに進化させるための抜本的な変革を推進します。

SCOPロゴ

その4.新たな治療プログラム

 新たな治療戦略の核となる入院治療プログラムがSCOPシリーズ(I・II・III)です。これは、信頼感や孤独感を中心としたさまざまな感情の問題から目を背けずに、正面から向き合うための新しいグループ療法として新たに開発されたもので、平成26年4月より開始されました。SCOPシリーズは臨床心理士・作業療法士・看護師の3職種がそれぞれ1コマずつを担当し、内容的に連動していく3本立ての壮大なスケールのプログラムです。3職種が専門性を発揮しつつ力を合わせることによって、従来の治療法と比べて、より深く根本的な依存症の心と体の問題まで「掘り下げる」ことができるようになりました。

その5.入院治療の弾力性が増しました

 患者さんの病状や事情に応じて、入院目的や期間について柔軟な設定が可能になりました。それに伴って、治療プログラムが全員必須参加から患者さんの希望による選択制に変わりました。また、例えば携帯電話を持参することが可能になる(通話は指定エリアで、病室内ではメールのみ)など、必要最低限の病棟ルールに変更していますので、ご自宅での生活環境により近い形で病棟生活を送っていただくことができるようになりました。

病棟入口
病棟入口

2B病棟(依存症)の「ここは変わらない(伝統)」
  1. 旧せりがや病院時代と変わらない医療スタッフ
     旧せりがや病院時代のスタッフがそのまま移行していますので、依存症治療の経験が豊富なエキスパートが各職種に揃っています。またユニフォームも旧せりがや病院と同じになっています。
  2. 多職種によるチーム医療
     旧せりがや病院の51年におよぶ歴史の中でも1番の自慢である多職種によるチームアプローチが受け継がれています。患者さん1人に対して、医師だけでなく、看護師およびソーシャルワーカーが個別に担当につきます。他にも作業療法士、臨床心理士が病状のアセスメントや治療プログラムに積極的に参加し、患者さんをサポートします。

 

神奈川県立精神医療センター
トップページ

PAGE TOP