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 ご担当先生 御侍史

「光トポグラフィー検査 抑うつ状態の鑑別診断補助」に関するご案内

 ご多忙中、お手数をおかけいたします。
 先生がご担当されている患者様が、当センターでの光トポグラフィー検査を希望されています。
 光トポグラフィー検査を行うにあたりましては、対象となる疾患や基準などがございます。患者様にこの検査を実施するのが適切か否かを先生にご判断いただきたく、ご案内文を作成いたしました。
 検査の外用や適用基準を後述いたしますので、患者様が検査を実施可能とお考えでしたら、診療情報提供書(紹介状)をお書きいただき、患者様にお渡しくださいますようお願いいたします。

【光トポグラフィー検査とは】

 光トポグラフィー検査とは、Near-infrared spectroscopy (NIRS)という医療機器によって行われます。近赤外光を用いて、大脳表面のヘモグロビン濃度を計測し、それにより局所の血液量を推定し、大脳皮質の機能を検討する検査です。光トポグラフィー検査による脳機能評価を精神疾患へ応用することで、大うつ病性障害・双極性障害・統合失調症のいずれの疾患患者の脳機能状態に近いかという示唆が得られます。ただし、結果は確定診断ではなく、あくまで臨床症状にもとづく鑑別診断の補助として用います。

【光トポグラフィー検査の適用疾患】

 当センターは同検査の施設基準を一部満たしておりませんので保険診療では実施することが出来ませんが、厚生労働省の基準(D236-2)に準拠して実施したいと考えております。
 基準の要点を申し上げますと、①うつ病のうつ状態で治療中であること、②器質的疾患によるうつ状態ではないこと、という2点が特に重要となります。検査を希望される患者様が上記の2点を満たしているかどうかをご確認ください。
 当センターには常勤の神経内科医または脳外科医は勤務しておりませんが、頭部CT検査を実施して②の基準を検討したいと考えております。既に頭部CTやMRIなどの検査を実施されている患者様の場合には、その結果を紹介状に含めて頂けましたら、当センターでの頭部CT検査は省略いたします。
 なお、患者様の病名がうつ病以外である場合には、上記の基準により「うつ病として治療されている」とは言いがたいため、光トポグラフィー検査を実施することはできませんのであらかじめご了承ください。

 以上につき、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

神奈川県立精神医療センター 光トポグラフィー検査専門外来

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